フィンテックソリューション 「デジタル決済対応カード」の提供で提携だって!
そうだね。でも、なんか肩透かしだね
2019年2月には、以下の発表がありました。
[https://9r-pay.com/visa-card/]
それから約3カ月が経過してのプレスリリース。
[https://linecorp.com/ja/pr/news/ja/2019/2733]
今度こそは、発行時期の確定でしょうか?
厳しめに辛口で、深堀しました。
LINE Pay(ラインペイ)VISAカードに前進も、提携も喜べない【深読み】
2019年6月6日のプレスリリースです。
[https://linecorp.com/ja/pr/news/ja/2019/2733]
LINE Pay内から、VISAカードを発行できる
LINE Pay内から、VISAカードを発行できる
発行できるのは、バーチャルカード、だということです。
開始時期は、未定です。
「バーチャルカード」ということは、実際のお店では使えない?
「オンライン払い」限定なのでしょうか?
全世界には5400万の加盟店はあります。全世界にオンラインショップがありますが、日本語を使え宇お店は少ないです。
少なくとも、英語の読解力は必要となるでしょう。言葉の壁を乗り越えるのに苦労しそうです。
既存の「Visaカード」を「LINE Pay」に連携できる
既に発行されているVISAブランドのクレジットカードが、スマートホン決済で利用可能になる
既存のカードなので、新規に発行予定の「LINE Pay VISAカード」ではありません。
現在でも、LINE Payに「クレジットカード登録」はできますが、LINEのサービス限定です。コード払いやオンライン払いでは、ほぼ使えません。
それが、今回「スマートホン決済で利用可能」と発表になりました。
LINE Payは、クレジットカード決済ができないから、未成年でも使えると思っていました。
「未成年でも使えるカード」は継続するのでしょうか?
グローバルでの決済・送金サービス、およびブロックチェーン
世界的規模で決済・送金、分散型台帳による資金管理の実現
東アジア・日本では強いLINE、そしてLINE Payですが、いよいよ「グローバル」ですね。
VISAと提携すれば、可能になります。
LINEの出身は、韓国です。が、韓国のキャッシュレスはクレジットカードのみと言ってよいです。母国で使われないLINE Pay。
また、中国・インドに強い「PayPay」との競争にも課題もあります。
ブロックチェーン技術を使った、省力化の取り組みは期待できます。
ただ、単に「グローバル化」というだけでは、既にクレジットカードがあるわけで、その上に「LINE Pay」のエッセンスを加えて、独自の強みを打ち出せるのでしょうか?
単なる決済サービス以上の付加価値を提供
単なる決済以上のサービスを提供する
確かに、コミュニケーションアプリで日本一のLINEですが、世界的に見ると他国では別のアプリが使われていることが多いです。
以下は、プレスリリースからの引用です。
LINE Payは単なる決済手段ではありません。キャッシュレス社会へと移行する中、全世界の「LINE」ユーザーおよびビジネスパートナー企業に対して単なる決済サービス以上の付加価値を提供できるサービスを目指しております。このたびの提携により、「Visa」の世界規模のネットワークと革新的インフラ基盤の恩恵を得られるようになり、「LINE Pay」のユーザーにさらなる利便性を提供できるようになることを期待しております。
「公式サイト」より
単なる決済以上のサービス。
目指すところは、そのとおりなのでしょうが、PayPayが躍進し、楽天Payが使いたいスマホ決済1位という統計もあります。
LINE Payも、油断はできません。
提供時期は、年内・未発表
できるだけ早期に開始予定
今回のサービスも、いつから始めるかは未発表。
問い合わせによると、「できるだけ早期」という回答だということです。
LINE Pay VISAカードは、今年(2019年)のうちに導入するということです。
2020年のオリンピックには間に合うのでしょうが、くれぐれも「絵に描いた餅」にならないように願いたいものです。
まとめ
日本一のコミュニケーションアプリなので、ネットワークを活かしてくれることを期待しています。
PayPayや楽天Pay、メルペイも頑張っています。7月からはセブンペイが始まります。
LINE Payに期待しているからこそ、やや厳しめな視点で、プレスリリースを見てみました。
愛があるから、厳しいのね