何で、スマホのコード決済が広まったのかな?
スマホなら、誰でも持っているし、技術も進み、導入コストが少なくできるね。
スマートホンによる決済が、急速に普及を始めたのは、2018年の12月でした。
PayPayの第1弾「100億円あげちゃうキャンペーン」は、大きなきっかけになりました。
ですが、その裏には、中国におけるスマホ決済の急速な浸透がありました。
QRコード決済のおさらい
スマートホンでQRコード読んだり、スマートホンで表示したQRコードを、スキャナーやスマートホンを読んでもらうことで支払えるのが、「QRコード決済」です。
まずは、QRコード決済について、簡単に振り返ります。
QRコードとは
「QRコード」とは、バーコードの1種です。
従来のバーコードは、1次元でしたが「QRコード」は、2次元バーコードと言われるものです。
情報量が多く、読み取りが早いことから「QR(Quick Response)コード」と呼ばれます。
QRコード決済が広まる要因
店舗側に、専用端末や専用回線が必要ない
QRコード決済が急速に普及してきた理由は、クレジットカードや非接触型決済と違い、読み取りに高価な専用端末や専用回線が必要ないことです。
利用店側に導入コストが低くて済みます。運用コストも比較的低価格で済みます。
利用者に、還元ができる
一方、利用者側にも、キャッシュバックやポイントバックがされ、お得なために利用が拡大しています。
これも、導入・運用のコストが低減できた見返りです。
現金は、発行・運用・保管など、あらゆることに高いコストがかかります。キャッシュレスできれば、これらのコストが大幅に低減できます。
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急速に普及してきたスマートホンを活用し、店舗側も利用者も、どちらもオトクにできるのが「QRコード決済」なのです。
中国でのスマホ決済事情
相当な田舎まで、スマートホンによる決済が進んでいる中国です。
その理由としては、このようなことがありました。
- クレジットカードが普及しなかった
- 偽札が多く、現金への信頼性が低い
- スマートホンが急速に普及した
クレジットカードが普及しなかった
中国政府が、VISAやMaster Cardなどのクレジットカードの普及を認めず、クレジットカードは使われませんでした。
一方で、中国の中央銀行である「中国人民銀行」が発行したのが、デビットカードであり、預金以上の支払いはできないものでした。
クレジットカードが普及しないことが、スマホ決済の進展に大きく寄与しました。
偽札が多く、現金への信頼性が低い
未だに、1万円札を発行し続ける日本は、紙幣への信頼性が高いです。
ところが、海外では、高額紙幣が次々に廃止されています。技術的に偽札が作られやすく、お店でも高額紙幣を使うと疑われ、嫌われます。
そのため、現金全てを廃止にする流れが、キャッシュレスに至りました。
スマートホンが急速に普及した
中国では、固定電話が無い家庭も多かったですが、スマートホンは一人一台以上を持つのが普通になってしまいました。
広い国土に電話線を張り巡らすよりも、鉄塔を立てて電波でネットワークが形成した方が、インフラ整備にかかる費用も安く済みます。
誰もが持っているスマートホンがあれば、物も買えるし、さらに便利なサービスが受けられるとあって、スマートホンによる決済は一気に普及しました。
まとめ
お店にも利用者も優しいスマホ決済は、中国をお手本に利用が促進されています。
地方のお店であれば、決済に少々の時間がかかっても、待てる余裕があります。
1分1秒の余裕がない都会では、非接触型決済が好まれるのは理解できます。
今後、ますます地方でも利用が広まれば、スマートホンだけで毎日の生活ができるようになるでしょう。
いくつかのハードルはあるけど、技術の力と「慣れ」が解決するね。