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光太郎
ITエンジニア
国立工科大学卒業後、30年以上、一貫してITエンジニアの道を歩む。キャッシュレス決済を活用を推進し、オトクな情報に目が無い。3人の子供に囲まれ、常に妻の顔色を伺っているため、危険察知能力が高い。

LINE Pay(ラインペイ)の「Payトク!!!」は改悪か?先行者利益を得よう

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300億円を配った後に、「Payトク!!!」が始まるね。

そうだね。ちょっと寂しい内容だけど、今までが良すぎたのかな・・・

LINE Payは、「祝・令和」で300億円を配った直後に、6月1日から9日間「Payトク!!!」キャンペーンをします。

15%の還元をするのは、前回と同じですが、前回対象だった、LINE Payカードの支払いは還元対象ではありません。

「改悪」とも言われかねないのに、これが何を意味するのか、まとめてみました。

目次
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スマホ決済の「キャンペーンの流れ」が意味するもの

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PayPayが、2度共「100億円、あげちゃう!」キャンペーンを早期終了しました。

その後、LINE Payが「Payトク」キャンペーンを毎月末に開催していましたが、2019年5月末には行いませんでした。

実は、予想済み「<毎月>月末開催中」の文言が消えた

[https://9r-pay.com/canpain-20/#toc1]

2019年6月1日から「Payトク!!!」を行う発表をしましたが、範囲が狭くなり「改悪」の声が早くも上がっていますが、そうなのでしょうか?

「Payトク!!!」の概要

2019年6月1日からのキャンペーンは「Payトク!!!」という名称のようです。「!!!」に意味はあるのでしょうか?

まずは、現時点で分かる概要です。

クリックで拡大

LINEのトークで「LINE Payのお問い合わせ」で聞いてみました。

期間 2019年6月1日(土)~6月9日(日)
還元時期 8月初旬
還元先 LINE Payボーナス(従来は「残高」)
還元割合 15%
還元上限金額 5000円分(専用アプリの利用で1万円にアップ)
還元対象の支払い法
  1. コード支払い
  2. オンライン支払い
  3. 請求書支払い
  4. QUICPay+TM

「LINE Payカード」は対象外

期間

これまで月末でしたが今回は月初です。期間は9日間で、短めです。

還元先

還元は、LINE Payボーナスです。

以下のような制限があります。

  • 現金化できない
  • LINE Payカードでは使えない
  • 送金の優先度が低い

コード決済やオンライン支払で、使うしかないといった感じです。

還元率

前回の「Payトク」に続き、15%です。

相変わらず「実質20%」とか言っていますが、「マイカラー」や「コード支払い推進」を合わせてのことなので、苦しいですね。

還元対象の支払い方法

還元対象から「LINE Payカード」が無くなったのが悪い意味で大きいです。

Amazonギフト券やsuicaへのチャージが、還元対象でなくなりました。

PayPayとの比較

6月1日からは、PayPayが「ワクワクペイペイ」と称して、ドラッグストアで20%還元をします。

それと比べると「Payトク!!!」は15%還元のため、見劣りします。

「LINE Payカード」が対象外なので、ドラッグストアでの買い物はPayPayでするでしょう。

家電量販店やコンビニなら、LINE Payを優先して使うでしょう。

20%還元は「異常」

考えてみてください。20%還元をやり続けるのは「異常」です。それを「普通」と思ってしまうのは危険です。

現金だと還元はゼロ、クレジットカードを使っても1%還元です。

20%も異常だし、15%でも相当に良いことが分かります。

提供者が還元する理由

提供者が還元する理由を考えてみましょう。

営利企業がリターンもないのに、還元する理由はありません。

「スマホ決済を進め、ユーザー獲得する」これが理由です。

ユーザーを獲得できれば、手数料収入も得られます。購買データの蓄積もできます。

詳しくは別記事にしますが、「ユーザーの獲得」これが理由です

ユーザーを増やすために、お金を使ってキャンペーンをやっているのです。だから、ユーザーが集まれば還元は少なくなります。

先行者利益

このブログを読んでいる人は賢明な方ばかりなので「先行者利益」という言葉は御存知でしょう。

かんたんに言うと「早く始めた人が得をする」ということです。

必ずしも全てのことで「先行者利益」が得られるとは限りませんが、ある程度のリスクをとることで、利益は得られます。

「石橋を叩いて渡る」ばかりでは利益は得られません。

残存者利益

一方で「残存者利益」という言葉もあります。

皆が撤退してゆくなかで、最後まで残っていれば利益が得られます。

ですが、これで得られる利益は少ないです。

廃れ行く市場にしがみついているので、残った少数の需要が、いつなくなってしまうかもしれません。

現金で払うと「100%プラス税」

キャッシュレスでなく現金で払うと想像しましょう。

100円+8円=108円

108円を払います。

これが、15%還元だと

85円+8円=93円

15円の差が出ます。

100円の買い物だと、たかが15円ですが、1万円の買い物をしたら100倍なので、1500円の差になります。

こうなると無視できません。

これまでが「異常」

20%還元だったり、カード払いもキャンペーン対象になったり、当たり前ではなかったのです。

「異常」だったのです。スマホ決済を導入したからと言って、いきなり20%のコストは削減できないでしょう。

それでもスマホ決済を進めるのには、一時的に還元して損失が出ても、長い目で見ると必ず利益が出ると読んでのことです。

キャンペーンへの向き合い方

「異常」に慣れてしまうと、「異常」が「異常」と分からなくなります。

LINE Payの「Payトク」キャンペーンは、このように変わって来ています。

  • 残高還元率が、20%から15%になった
  • LINE Payカードでの決済が対象外になる
  • 残高で還元されていたものが、LINE Payボーナスでの還元になる

もともと、1%の還元があっただけでも嬉しかったのに、15%還元は大変喜ばしいことです。

20%還元や対象が広かったのと比べると、途端に「損した」と思ってしまうのです。

この先のキャンペーン

色んな節目でキャンぺーンはされるでしょう。

ですが、どのキャンペンでも、劣化して行くことでしょう。

対象範囲を狭め、還元率は引き下げられるに違いありません。(私の予想です)

ユーザー獲得のためやっていたキャンペーンは、ユーザーが増えれば、もうする必要はありません。

推進に賭けるコストは縮小する

では、どうするか。

ことキャッシュレスについては、早く始めて先行者利益を得ましょう。

今後、キャッシュレスは当たり前になり、キャンペーンは劣化するばかりです。

キャッシュレスは現金よりコストがかからず、移行は進むでしょう。最初は移行推進のために、コストをかけます。

しかし、皆が当たり前に使うようになったら、もう、利用を推進しなくても良いので、推進にコストを賭けません。すなわち、ユーザーにとってうまみは無くなります。

インフラ化して、当たり前になるとはそういうことです。

電子決済はインフラ化へ

原始時代には、電気もガスも水道もお金もありませんでした。物々交換が現金に移行したように、電子マネー・キャッシュレスへ確実に移行します。

ただ、現金より電子マネーの方がコストはかからないので、その分の還元は定常的に続くでしょう。

現状、クレジットカードだと1%程度です。スマホ決済関連だと3%程度と予想します。

まとめ

キャンペーンは、どんどん「劣化」します。それは「多くの人が使う」という流れの結果です。

だから、早く始めて先行者利益を得ると共に、これからのキャンペーンを活用しましょう。

今回の「Payトク!!!」なら、インターネットでの決済「オンライン払い」ならビックカメラやジョーシンも対象です。「オンライン払い」を有効に使うと良いです。

後、クーポンも活用すると良いですね。

「オンライン払い」を活用しよう

[https://9r-pay.com/online/]

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